【実体験】ロードバイクがストレス発散に最適な4つの理由

日々の忙しさで「ストレス」を抱えてませんか?

年齢を重ねるほど、仕事や家庭での責任は増えるもの。

すると、何時間も外出する趣味のロードバイクは、なかなかやりづらくなってきます。

ぼく自身、仕事が立て込んで、2ヶ月もロードバイクに乗れない日々が続きました。

すると、どんどんストレスが溜まっていきます。

それでも、仕事が残ってるからと、ストレス発散を後回しにし続けていました。

しかし、ある日思い切って2時間ほど、久しぶりのサイクリングに出かけました。

2時間はサイクリングにしては、長いとは言えないほどです。

しかし、そのストレス発散効果が凄まじかったので、ここで共有したいと思います。

この記事でわかること
  • ストレス解消に大切な4つのホルモン
  • 4つのホルモンが分泌される条件
  • 久しぶりのサイクリングで感じた、ロードバイクの楽しさ

ストレス発散・健康増進の目的で、サイクリングを始めようかと検討中の方に、ぜひ読んでほしい内容です。

また、ロードバイクに乗ったことがある人なら、走る楽しさを実感していると思います。

その楽しさの科学的な根拠と実体験を、体の専門家が解説していきますね!

目次

ストレスを解消する4つのホルモン

人間の体調、感情はホルモンによって大きく左右されます。

ホルモンは100種類ほどが発見されていますが、ストレスを解消してくれる良いホルモンがあるのです。

そのホルモンの名前と、分泌される条件は以下のとおり。

ストレス発散に役立つホルモン
  1. セロトニン:自然に触れたとき
  2. ドーパミン:目標を達成したとき
  3. オキシトシン:人とのつながりを感じたとき
  4. エンドルフィン:少しキツいと感じる運動を続けたとき

聞き慣れない名前もありましたか?

これらは「幸せホルモン」だったり、「脳内麻薬」なんて呼ばれたりします。

ズハリ、ロードバイクなら、幸せホルモンの恩恵をすべて受けることができます!

運動はストレス発散に良い

それはみんな知っていることでしょう。

僕がストレス発散観点で、ロードバイクを推すのは、4つの幸せホルモンの全てにとっていい条件が揃っているからなんです!

それぞれについて、詳しく解説していきます。

①自然に触れて「セロトニン」を分泌させる

ロードバイクが他の運動と大きく違うのが、自然に触れる機会が多い点です。

セロトニンは自然に触れると、分泌されるんでしたね。

ロードバイクって、車道を走らないといけません。

もちろん、信号が多い市街地では、何度もストップさせられ、爽快に走れません。

だから、サイクリストは信号と車が少なく、走りやすい道路を求めて自然が多い場所へ向かいます。

走りやすさを考えると、おのずと自然豊かな場所へ吸い込まれます。

セロトニンってどんなホルモン?

幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」。

分泌されると「落ち着くような感覚」だと、表現されることもあります。

森林浴で気持ちが安らぐのは、セロトニンのおかげですね。

②目標達成であふれ出す「ドーパミン」

ロードバイクを続けていると、さまざまな欲求が湧いてきます。

かっこいいパーツ・ウェアが欲しい!

今より速く走りたい!

このような欲求や目標を達成したときに、ドーパミンが出て、幸福感を得られるのです。

欲求① パーツをアップグレードしたくなる

SNSが発達したことで、日々たくさんのロードバイクの写真を目にします。

また、共通の趣味をもつ仲間と繋がりやすくなったことで、多くの人とサイクリングに出かける機会も増えたことでしょう。

隣の芝生は青いもので、他人が持っている機材はかっこよく感じますよね。

だからこそ、「パーツをアップグレードしたい!」といった欲求が湧くのは、もはや仕方のないこと。

その欲求を満たせたとき、脳内ではドーパミンが出てくれます。

欲求② 速く走りたい

ロードバイクで速く走るためには、唯一のエンジンである自分の体を鍛えるか、パーツをアップグレードするしかありません。

とはいえ、前者の身体を鍛えるほうが、圧倒的にスピードアップ効果が高いです。

体を鍛えるには、何かと努力をする必要がありますよね。

速くなるためには、食生活を見直したり、トレーニングの時間管理などが必要です。
ストイックにがんばるほど、目標達成したときの達成感は高まりますよ!

自分にとって、少しだけ高い目標を決める。

そして、しっかり自己管理して、達成できたときの快感はハンパじゃないです。

③仲間と走って「オキシトシン」を感じる

ヒトの愛情を感じたら、分泌されるホルモン。

友人や家族に囲まれていると、ホッとする感覚は「オキシトシン」が関係しています。

ロードバイクは1人と複数人、どちらでも楽しめるのが大きな魅力です。

同じ趣味をもつ安心感

「オキシトシン」は愛情ホルモンとも呼ばれます。

職場や身の回りの人がみんな、ロードバイクを趣味でやっている可能性は低いですよね。

でも、SNSを利用すれば近くのサイクリング仲間を見つけるのは、それほど難しくありません。

数人で走れば、空力的にも有利ですし、気持ち的にも「がんばらなきゃ!」っとなるので、より速く・遠くまで走っていけます。

そして何より、休憩中や走り終えたあとの交流の時間が最高です。

同じ趣味を持つ相手なので、ロードバイクのマニアックな話も、気兼ねなくできます。

日常にはない安心感で「オキシトシン」が分泌され、幸福感を得られるのですね。

④少しキツい運動が「エンドルフィン」を出す

ランナーズハイって聞いたことありませんか?

マラソン選手がツラさを通り越して、逆に気持ちいいと感じる現象です。

これに関わるのが「エンドルフィン」で、脳内麻薬ともいわれます。

脳内麻薬といわれたら、怖いもののように聞こえますね。

でも、エンドルフィンには、体にとって良い効果がたくさんあります。

エンドルフィンの効果
  • 快感をもたらす
  • 心身の苦痛を和らげる

心身に痛み、苦しみを感じたとき、それを軽減するためのホルモンなんですね。

エンドルフィンの効果を得るために

エンドルフィンには、仕事や運動のパフォーマンスを上げる効果が期待されます。

では、どうしたらエンドルフィンが分泌されるのでしょうか?

いくつかの方法がありますが、キツめの運動が有効な手段の1つです。

具体的には、少し息があがる運動を30分以上続けると、分泌されるようですね。

さらに、エンドルフィンを分泌する頻度が高い人ほど、効果を強く実感できるようになります。

初心者がランナーズハイになりづらいのに、マラソン選手がハイになりやすいのはそのせいです。

つまり、習慣的にややキツい運動をするのが大切です。

これって、ロードバイクとの相性が抜群だと思いませんか?

ロードバイクでストレス発散できた実体験

ストレスが溜まると、なんだか気持ちがモヤモヤして、いいアイディアが浮かばなかったり、ネガティブ思考になるのもです。

ぼく自身、何かと仕事が続いてストレスが溜まっていると、少し休んでも頭がスッキリしない感覚が続いていました。

そこで思い切ってスケジュールを空けて、ロードバイクで2時間ほど走りに行ってみたんです。

じつに、2ヶ月ぶりのサイクリングで、これが抜群にストレスを解消してくれました。

すっかり秋が深まって、紅葉もキレイな時期になっていました。

  • 自然に触れる
  • 少し息が上がる運動をする
  • やることを終わらせてサイクリングに行けた

今回は1人ライドだったので、オキシトシンの恩恵は受けられませんでした。

ですが、それ以外の3つ(セロトニン、ドーパミン、エンドルフィン)はしっかり分泌していたことでしょう。

走っている最中から、しばらく続いていた不安や仕事の悩みがスッキリする感覚がありました。

ロードバイクにはマインドフルネス効果あり?

ロードバイクって、何も考えずにペダルを回すだけって思っていませんか?

じつは、結構頭を使いながら走っているんです。

サイクリング中に考えること
  1. どのルートを選ぶか
  2. 補給のタイミングはどうしよう
  3. 今日の体調で、あとどれぐらい走れそうか
  4. 曲がり角から歩行者は飛び出してこないか
  5. 車は後方から迫ってないか

このように考えを巡らせてます。

すると、普段何気なく湧いてくる不安について、考える余裕がなくなってくるんですよね。

要するに「今」に集中している状態です。

これって、マインドフルネスしてる状態じゃないですか?

マインドフルネスに関する書籍で、サイクリングが効果あり!
…とは見たことがありませんが、体感的にはあり得るかと思います。

認知症予防の観点でも、有酸素運動中に頭を使うのは有効だといわれます。

「有酸素運動+頭を使う」ようにすると、脳血流量がとても多くなると指摘される。

もちろん、バリバリの現役世代が認知症を予防しようなんて、考える必要はありません。

しかし、脳の血流量が増えることがプラスに働くのは、なんとなくイメージできますよね。

自分にとってはロードバイクが最高のストレス発散

科学的にみて、ロードバイクだと幸せホルモンが出やすく、ストレス発散に効果的です。

でも、ロードバイクが万人にとって、最高のストレス発散ツールであるとは思っていません。

大切なのは、「楽しい」って感覚があること。

ストレス発散のために、ランニングやサウナなどをやっていました。

ですが、ロードバイクで走ったとき「これだ!!」って実感したのです。

楽しいって感じるほど、「ドーパミン」の分泌も進みます。

僕にとってはロードバイクに乗っているのが至高の時間です。

ここまで読んでくれた人にとって、何よりも楽しいとスポーツで、ストレスが発散できれば嬉しいですね。

それがロードバイクだった時には、ぜひ一緒に走りに行きましょう!

まとめ

ロードバイクには、ストレス発散に役立つホルモンが分泌される条件が揃っています。

  • 自然に触れる(セロトニン)
  • 趣味の仲間ができる(オキシトシン)
  • 達成感を味わえる(ドーパミン)
  • 少しキツい有酸素運動(エンドルフィン)

運動をしたらスッキリする感覚は、誰もが味わっていると思います。

ロードバイクなら他のスポーツと比べて、セロトニンとエンドルフィンの恩恵が大きいです。

あとは、ストレス発散を目的とするなら、その運動がどれだけ好きなのかも大切。

好きなら継続できるし、ドーパミンによる高揚感も強くなります。

ロードバイクは意外と頭を使って走るので、余計な考えも削ぎ落とせますよ!

ロードバイクを持っていてるけど、仕事が詰まっててしばらく走れてない。

そんな人も、ぜひ強引にでも時間を作って、走ってきて欲しいです。

しばらく走れてなかった分、その時間がとても楽しく感じられます。

さらに、頭が冴えて、仕事の効率と成果アップにつながるはずです。

テンション上がりすぎて、ヘトヘトになるまで飛ばさないようにしてくださいね!

以上、ロードバイクでめちゃくちゃストレス発散できたお話でした。

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この記事を書いた人

整形外科クリニックで働く、7年目の理学療法士です。日本の健康寿命を延ばせないかと模索するなか、趣味のロードバイクが一助になると思い立ち、情報発信のためにブログを開設。
ロードバイクと健康関連全般について発信していますので、ぜひ読んでいってください。

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