ロードバイク用のサングラスを、流行りの5つのブランドからご紹介します。
ロードバイクでは、目を守るためにサングラスを着けます。
でもせっかくなら、カッコいいのをかけて走りたくありませんか?
- ロードバイク用サングラスの選び方(フレームとレンズの形状)
- 近年トレンドになっている5つのメーカー
- おすすめのロードバイク用サングラス
僕自身、Oakleyの『Jawbreaker』を5年間、使い続けています。
トレンドであるビッグレンズの良いところや、選ぶときの注意点などをお伝えするつもりです。
ぜひ参考にしてください。
ロードバイク用サングラスの選び方|形状

普段のファッション用と違って、ロードバイク用のサングラスだと機能面も重視しなければいけません。
まずは形状について、チェックポイントを押えていきましょう。
フレーム形状
フレーム形状には3つのスタイルがあり、視界の広さ・重量・耐久性に違いがあります。
形状 | 視界 | 重量 | 耐久性 |
---|---|---|---|
フルフレーム | △ | △ | ◎ |
ハーフフレーム | ○ | ○ | ○ |
フレームレス | ○ | ◎ | △ |
エアロポジションで走り続けるライダーは、上部にフレームのない形状を好みます。
ですが、多くのサイクリストにとっては、デザインやフィット感、軽さのほうが大切。
- フレームが好みのデザインか
- 重すぎないか
- 試着したり、レビューを見てフィット感を確認
これらをチェックして、購入に至るはずです。
まずはフレーム形状が好みにであることがスタートになるので、色々と見比べてみてください。
USフィットとアジアンフィットの違いを知る
欧米人とアジア人では、顔の形に違いがあります。
多くの日本人には、アジアンフィットがマッチするはず。
僕はOakleyのUSフィットを使っていますが、少しこめかみへの当たりが強いと感じます。
アジアンフィットの特徴を知って、アイウェア選びの参考にしてください。
レンズの形状
アイウェアのレンズ形状は、2つの種類があります。
シングルレンズ(一眼)タイプ
ロードバイク用のサングラスとして、主流なのはシングルレンズの方です。
見た目がカッコいいことはもちろん、機能面でもシングルレンズは優れている点が多いです。
また、ここ数年のトレンドで、どんどんレンズの大型化が進んでいます。
- 視界が広い
- 風の巻き込みが少ない
- レンズが交換しやすい
- 度付きレンズが作りづらい
- アイウェア全体が重くなりやすい
- 曇りやすい(ベンチレーションで対処される)
デュアルレンズ(二眼)タイプ
デュアルレンズのほうが、手頃な価格帯で手に入れやすいです。
一方、シングルレンズと比較すると視野が狭いので、よりフィット感を高いモデルを選びましょう。
度入りのレンズを作るときは、ほとんどこちらが選択されます。
- 安価なものが多い
- 度付きのレンズが作りやすい
- 視野が狭い
- シングルレンズよりフィット感に気をつかう
僕は最初、デュアルレンズを使っていました。ですが、ダウンヒルでフレームが視界に入るのが不快で、シングルレンズに切り替えました。
フィット感を確認する

ロードバイク用のサングラスは、長時間つけるケースが多いです。
したがって他の競技よりも、小さなストレスにも敏感になります。
フィットしていないと、痛みに繋がってしまうので、購入前にしっかりとを確認しましょう。
こめかみの当たり具合
USフィットとアジアンフィットで大きな差が出るのが、こめかみ部分の当たり具合。
サイドフレームとこめかみの当たりが強いと、ロングライドで徐々に頭痛が起こってしまいます。
ノーズパッド、スペアの有無
多くのアイウェアは、ノーズパッドが交換できます。
世界的にも鼻が低めな日本人。
欧米人と同じノーズパッドでは、ズリ落ちるケースも少なくありません。
オプションで別売りしているのか、最初から付属するのかによって総額も変わります。
頬との当たり具合
各モデルのビッグレンズ化が進むことで、頬との接触にはより注意を払う必要があります。
視界を広げたくて大型レンズにしたけど、頬に当たってしまうと、かえってストレスに。
ノーズパッドとの相性もありますので、装着時に頬に触れてないか、みておきましょう。
アイウェア選びについて詳しく知っておきたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

ロードバイク用サングラスおすすめ15選
この記事を執筆している2022年、大きなシングルレンズが主流となっています。
ファッション業界の流行に乗りつつ、機能性と目を保護する観点からも、レンズはどんどん大型化が進みました。
ここでは、そのトレンドを牽引するブランドを5つ紹介します。
いずれも歪みのない、クリアなレンズを使っているハイブランドです。
ぜひ、見た目が好みに合うモデルで選んでみてください。
Oakley -オークリー-
ロードバイク用のサングラスを語るうえで、『Oakley』を外す選択肢はありません。
数多くのアイウェアブランドが立ち上がる中、いずれもOakleyに追いつけ追い越せの状況。
ロードバイク用どころか、スポーツサングラス業界の王者といえるブランドです。
僕も5年以上、ずっとOakleyを愛用中。
独自開発のPrizmレンズは、付けている方が視界がクリアになります。
Jawbreaker

2015年に発売され、今なお根強い人気があります。
大きなレンズで視界が良好で、レンズの性能は言わずもがな。
デザインで特にこだわりがなく、高性能なロードバイク用サングラスを求めているなら、手放しにおすすめできます。
「迷ってるならこれにしとけ」と、友人にも言えるレベルです。
Radar EV Path

上述のJawbreakerが発売される前は、もっとも主流だったのが「Radar EV Path」でした。
スタイリッシュな見た目は、サイクリストのサングラス選びで、常に候補に上がる1本。
ビッグレンズに抵抗があり、高性能なアイウェアをお求めならば、ぜひ選んでほしいモデルです。
Sutro

丸っこいレンズで、どこかレトロな雰囲気を漂わせています。
ファッション業界に合わせて、サイクリング業界もレトロ回帰が進んでいるようです。
おしゃれに気を使いつつ、高性能レンズで目を守りたい方におすすめ。
Kato

ビッグレンズを極めたらこうなった。
そんな制作陣の声が聞こえてきそうな『Kato(ケイト)』。
なんと鼻の形に沿ったレンズで、一切の紫外線を目に入れない気概を感じます。
平地を高速で巡航し、ヒーロー感を演出したいライダーには刺さるかもしれませんね。
大ぶりな見た目ですが、フレームレスで軽量なのでご安心を。
100% -ワンハンドレットパーセント-
ペーター・サガンを筆頭に、自転車界のスター選手でプロモーションをかけて、一気に知名度を上げました。
発売当初、ビッグレンズブームを先駆けた「Jawbreaker」より、ひと回り大きなレンズで話題になったのを覚えています。
新作を出すペースがとても早く、フレームやレンズ形状はどんどん改良中。
モデルが多く展開されていくので、好みの1本が見つかるはずです。
なお、全てのモデルでクリアレンズが付属します。
夜間の走行でも使えて、お得感がありますね。
Speedcraft

100%の処女作となった『Speedcraft』。
フルフレームになっているので、フィット感と耐久性はお墨付き。
レンズはJawbreakerよりも縦に大きいのに、重量差はほとんどありません。
ブランドから多くのラインナップが展開されていますが、いずれも『Speedcraft』から派生した商品です。
100%の中で、もっとも「安定感のある」モデルだと感じます。
ワールドトレンドの中でも、王道を知ってみるのはいかがでしょうか?
S2
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100%ブランドの2作目で、『Speedcraft』から頭文字をとって命名された『S2』。
フレーム下部がなく、浅めのカーブで視野が広いモデルです。
丸みを帯びた分、ファッション性も高くなった印象を受けます。
エッジの効きすぎたデザインを嫌う人には、検討の余地ありですよ。
S3
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S2のアッパー形状と、Speedcraftの下部(エアフローシステム)を融合させたのが『S3』。
ゴツい印象のSpeedcraftに、少しスマートさを足した仕上がりですね。
Hypercraft
100%から出た、初めてのフレームレスタイプ。
重量はわずかに23g。
ヒルクライムを主に楽しむサイクリストには、この軽さは強い味方になるでしょう。
僕もヒルクライム用のアイウェアとして、真剣に購入を検討中です。
POC -ポック-
スキー用のゴーグルで培った技術を、アイウェアに落とし込んだスウェーデンのブランド。
ほかのブランドと比べてレーシング感が控えめで、ファッション性を求めるライダーに好まれています。
いずれのモデルも、カメラレンズを手掛ける「カールツァイス」の製品を使用。
視界のクリアさは一級品です。
Aspire

大型で広い視界を確保しつつ、男女を問わずマッチするクールなデザイン。
太めのサイドフレームで、安定感のあるかけ心地が想像できます。
軽量な素材を使い、重量でも不満のない仕上がりです。
多くのサイクリストと被らず、見た目でアイデンティティを出したい人、必見です。
Aim

特大のシールドレンズに、肉抜きされたハーフリムで軽さと安定感のレベルが高いモデル。
テンプルとノーズピースは調整ができるので、顔に合わせてフィットできます。
他のロード用サングラスにない、湾曲したレンズが可愛らしさも演出してますね。
Smith -スミス-
スキーやスノーボード用サングラスの製造から始まり、今では自転車競技用のサングラスにも力を入れる、アメリカブランド。
スミスはどれも、フィット感がいいと評判です。
耳にかける部分が柔らかく作られて、長時間つけていても、耳が痛くなりません。
SHIFT MAG

スミスの人気商品。
頬と接触しにくいレンズ形状で、装着時のストレスを感じづらいです。
また、耳にかける部分が柔らかい素材で作られています。
長時間つけていても、痛くなりにくいのが、他のブランドとの差別化ポイントです。
ロングライドで、顔周りのストレスを軽減したい人におすすめです。
ATTACK MTB AF SUNGLASSES

ノーズパッドを2つの位置に調整できます。
鼻の高さに合わせたセッティングが可能です。
レンズは耐湿コーティングが施され、汚れが落としやすくてクリーニングも楽チン。
KOO -クー-
ヘルメットブランド「KASK」が手掛けるアイウェアブランド。
ロードレースチームの「トレック・セガフレード」にスポンサー提供しています。
POCと同様に「カールツァイス」のレンズを採用して、歪みのない視界を確保。
Demos

2020年、トレンドに合わせて投入されたモデルです。
丸みを帯びたビッグレンズで、スタイリッシュに走りたいライダーに刺さるデザインとなっています。
Spectro

前述のDemosと打って変わって、とてもシャープな形状が印象的。
一方で、軽さや耐久性など、性能は似通っています。
顔立ち、好みに合わせてどちらかを選択するのが良さそうです。
個人的には面長なので、丸みを帯びたDemosが気になっています。
Supernova

フレームレスで、21gと超軽量のサングラス。
無駄を一切省いて、ひたすら軽さを求める人はぜひ検討してください。
サングラスはおしゃれとフィット感で選ぼう!
ロードバイク用のサングラス選びを手助けすべく、トレンドのメーカーからいくつかご紹介してきました。
内容は以下の通り。
- 視野が広いシングルレンズが主流
- 度付きアイウェアを作るならデュアルレンズ
- フィット感はこめかみ、ノーズ、頬の部分がストレスじゃないか確認
- トレンドの5つのメーカー
- Oakley、100%、POC、SMIHT、KOO
安い買い物ではありませんが、お金をかけただけの価値が得られるアイテムです。
ロードバイク用サングラスは、ある程度の価格からは機能性は十分満たされています。
したがって、自分の顔にフィットすることと、デザインが気に入るかどうかで選んで問題ありません。
この記事がアイウェア選びの参考になったら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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