走っているときに音楽を聞きたい。
でも、イヤホンを着けてると周囲の音が聞けなくなるので、事故のリスクが高くなってしまう。
そんなときに選択肢に浮かんでくるのが、骨伝導イヤホンですね。
今回は僕自身が購入したShokzの「OPENRUN」について、使用感や特徴などを解説して行こうと思います。
- 音質
- 着用時のストレス
- 全体的な使い勝手の良さ
OPEN RUN Proなどとの比較

Shokzの骨伝導イヤホンには、多くのラインナップがあります。
「OPENRUN」と競合モデルとなるのが「OPENRUN Pro」と「OPENMOVE」の2つ。
これら3つのスペックの違いを、いくつか下の表にまとめました。
製品名 | OPENRUN Pro | OPENRUN | OPENMOVE |
---|---|---|---|
価格(税込) | 23,880円 | 17,880円 | 9,999円 |
バッテリー駆動時間 | 10時間 | 8時間 | 6時間 |
充電時間 | 1時間 | 1.5時間 | 2時間 |
防水&防塵 | IP55防水 | IP67防水 | IP55防水 |
重量 | 29g | 26g | 29g |
Bluetoothバージョン | V5.1 | V5.1 | V5.1 |
骨伝導技術(振動・音漏れ) | 第9代 | 第8代 | 第7代 |
最安モデルの「OPENMOVE」でも、十分な性能を持っているので、骨伝導イヤホンをまず試したい人にはオススメです。
では、もう少し性能にこだわりたい人に取って悩ましいのが、ミドルグレードの「OPENRUN」と最上位グレードの「OPENRUN Pro」の違いだと思います。
「OPENRUN」と「OPENRUN Pro」の価格差は6,000円。この違いを生む性能差は一体何なのでしょうか?
軽さと防水・防塵に優れるミドルグレード「OPENRUN」


価格的にもミドルグレードに位置する「OPENRUN」。
最上位グレードの「OPENRUN Pro」の下位互換かと思われがちですが、そうではありません。
実は、数値で見た製品スペックでも「OPENRUN」の方が優れている点が2つあります。
- ランナップの中で最軽量
- 防水・防塵に最も優れる
骨伝導イヤホンの購入を検討するのは、ランニングなどの運動中に着ける前提の方も多いのではないでしょうか?
すると、ほんの僅かでも軽量であることは大きなメリットになります。
装着した状態で走ると、上下へのストレスがかかります。
マラソンならば4時間以上は着けっぱなしになるので、ほんの少しの重量差が最終的なストレスに大きな差を生むのです。
また、防水・防塵でも「OPENRUN」に分があります。
「OPENRUN Pro」がIP55なのに対し、「OPENRUN」はIP67。
前者はシャワー程度までの防水。対して後者は、短時間であればお風呂に沈めてしまっても大丈夫なレベルです。
雨の中も走る、壊れる心配をせずにジャバジャバと洗いたい人には、防水性の高さは嬉しいスペックになります。
(※なお、防水が優れている「OPENRUN」の方でも、スイム中の使用は推奨されていないのでご注意を)
音質とバッテリー性能にこだわるなら「OPENRUN Pro」
製品スペックからも、バッテリー駆動時間の長さ(10時間)と短時間での急速充電(1時間)が可能な点が伺えますね。
充電回数をなるべく減らし、バッテリーを気にしたくない人には嬉しいポイントです。
また、「OPENRUN Pro」で特筆すべきは音質。
Shokz史上最高の骨伝導技術が使われているので、低音の厚み・音漏れと振動ストレスの少なさに優れています。
他者のレビューを見ても、重低音の聞こえの良さは、頭一つ抜けているようですね。
「OPENRUN」主にランニングで使ったレビュー

僕がOPENRUN」を使っているのは、主にランニング中です。
記事を書いている時点で、約3ヶ月使ってみました。
レビューをまとめると以下の通り。
- 軽量でズレにくい
- 音が途切れることがない
- 音質は必要十分なレベル
- 長時間着けっぱなしでもストレスにならない
- 防水に優れているので、汗も気にならないし、水道でサッと洗える
聴き疲れしないクリアな音質
皆さん気になるのは、やはり音質がどうなのかですよね。
ずばり作業中の「ながら聴き」に使用するには、最適な音質です。
全体的なイメージは、中音域に強くて、人の声が聞き取りやすい音。
ボーカルの声や主旋律がしっかりと聞きとれて、走っていても音楽でノリノリになれます。
クリアな音で、長時間の使用でも聞き疲れしたくない人には、「OPENRUN」の音質が合っていると思います。
一方で、重低音は控えめなので、ロックやHIP-HOPなどでは物足りなさを感じるかもしれません。
音質に強いこだわりがある人には、重低音に定評がある「OPENRUN Pro」がオススメです。
「高価格=誰にとっても合う音」
そんな単純な話ではなく、どちらの音質を骨伝導イヤホンに求めるかが、選択の基準になるでしょう。
長時間の装着でもストレスフリーな軽さとホールド
とても軽いイヤホンで、着けているのを忘れるぐらいにストレスフリーな装着感です。
重量はわずかに26g。
参考までに、OAKLEYのJawbreakerは34gです。

大振りなモデルとはいえ、サングラスの重量の3/4しかなく、かなり軽量ですよね。
また素材には、サラサラとした手触りのシリコンが採用されています。
これが汗でも滑り落ちず、こめかみに優しく触れるように固定してくれて非常に快適です。
実際にランニングで30分、家事中に2時間ほど、着けっぱなしにしてみました。
そのときも重さや圧迫感による痛みもなく、ストレスを感じることはありません。
Shokzのラインナップにおいても最軽量ですので、装着感の良さは「OPENRUN」を選択する大きな利点になりそうです。
デバイスから離れても音飛びは起こらない
僕が使用している他のワイヤレスイヤホンでは、音がちょくちょく飛ぶことがあります。
一方、「OPENRUN」では、全く音飛びはありません。
自宅で使っていたとき、音楽デバイスをリビングに置いたまま、7~8m離れた別室まで移動しました。
それでも、問題なく音はなり続け、途切れることはなかったです。
音飛びは気がそれてしまう原因となるので、その点でもストレスなく使用できています。
すぐに洗える防水性で常に衛生的

OPENRUNの強みである防水性。
水道水で洗い流しても、全く問題がありません。
僕が使用するのは運動中が多く、イヤホンに汗がついてしまいます。
それでも、帰宅時に手を洗うついでにイヤホンもササッと洗えるので、常に衛生的に使えて嬉しいですね。
OPENRUNを購入するときはセール中に

Shokzは数ヶ月に1度、公式サイトで10~15%オフのセールを行っておられます。
もし購入を検討していて、急ぎじゃなければ、少しチャンスを待っても良いかもしれませんね。
僕も検討中に「OPENRUN」が15%オフになってくれたので、思い切って購入しました。
仮に「OPENRUN」を購入する場合、15%オフなら17,880→15,198円になり、2,700円近くお買い得になります。
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