ロードバイクで日焼け対策をする4つの理由と具体的な方法

日焼け対策してますか?

紫外線を浴びすぎて引き起こされる健康被害は、数多く報告されています。

男性だからといって、対策を怠るのはおすすめ出来ません。

この記事では、日焼けをするデメリットと、具体的な対策法について解説します。

 

この記事でわかること
  • 日焼け対策をしない4つのデメリット
  • サイクリスト向けの日焼け対策方法
  • 最強の日焼け止めクリーム
目次

日焼けのデメリット

小麦色に焼けて、男らしく健康的だとイメージされます。しかし、日焼け対策を怠ると、健康を害することが明らかになってきました。

まずはロードバイクにおいて、紫外線がもたらすデメリットを知っていただきましょう。

老化現象「シミ・シワ」の原因になる

最近になって取り上げられる事が多くなってきたのが、紫外線が老化に大きく関与ことです。

一時期、こんな記事が話題になりました。

69歳のアメリカ人男性。28年間、トラックドライバーとして勤めておられました。アメリカのトラックは左ハンドルですから、窓が近い左半身に日光を浴びることが多くなります。それが長年続いた結果、顔面の左半分だけ明らかにシワの数が増えたとのこと。

紫外線を浴びることによってシワ・シミが増える現象は、「光老化」と呼ばれます。

通常の加齢で起こる老化現象と違って、紫外線ダメージを受けた部分はゴワゴワと分厚い皮膚となり、深いシワが形成されると、記事の中で言われていました。

20・30代の若い頃は、日焼けで黒くなった肌が、健康的にも見えるかもしれません。

しかし、中年を過ぎたあたりから、紫外線を無防備に浴び続けたシワ寄せがやってきます。

同年代よりも年老いて見られたくない方は、若いうちからの日焼け対策を怠らないようにするべきです。

疲労感が強くなる

サイクリングを楽しむ上で、疲労は大敵ですよね。日焼け対策をしないと、同じ時間を走っても、疲労感が強くなります。

それによって以下のようなデメリットが。

  • 集中力が低下して不注意に繋がり、事故の確率が上がる。
  • 帰ってからの行動が億劫になる。
  • 翌日も疲れが残り、仕事のパフォーマンスが下がる。

日中ずっと外にいるだけで、全身がダルくなったことは、誰しも一度は体験していると思います。
もしかしたら、それは紫外線から身を守ろうとする反応により、疲労を感じていたのかもしれません。

皮膚がやけどして痛くなる

日焼け対策をせずに外で活動し、夜に皮膚がヒリヒリと痛くなった経験はありませんか?

あれは紫外線が、皮膚の表面を火傷させている状態。

痛みとともに、身体の火照りも引き起こされます。

すると、疲れているにもかかわらず、夜の寝付きが悪くなる。

サイクリングで身体が疲れているのに、寝不足で疲れが取れなかったら翌日の仕事も憂鬱になりますよね。

翌日まで疲れを残さないためにも、日焼け対策は必要です。

皮膚がんのリスクが高くなる

紫外線は皮膚ガンを発症するリスクも高めてしまいます。

肌の表面にとどまらず、深層にまで紫外線は届き、恐ろしいことにDNAを損傷させます。

これが光老化といわれる現象で、がんの発症因子と考えられます。また紫外線によって皮膚の免疫力も著しく損なわれ、皮膚がんが発生してもそれを抑えられないことも問題です。

(中略)

皮膚がんの発生には生涯浴びる紫外線量が関与しています。

公益社団法人 前橋市医師会

DNAの損傷の改善は簡単ではないので、日焼けの積み重ねによって修復しきれず、皮膚ガンの発症につながる原因となってしまうのです。

サイクリスト向けの具体的な対策方法

日焼け対策をしないと、多くの悪影響があることはご理解いただけましたか?

では、どのような対策が有効なのか、具体策を解説します。

日差しを遮る

最も効果が高いのは、アームカバーやレッグカバーを使って、日差しを直接肌に当てないことです。

サイクルウェアを扱っているブランドであれば、それらを販売している場合もあります。

僕自身はシンプルでなるべく安価で手に入れやすいの3つを基準に、日本製の『PEARL IZUMI』を選びました。

日差しが当たらない裏面はメッシュ生地になってるので、通気性が良く、蒸れる感じはありません。

デザイン性を持たせて、おしゃれの1つとして着用するのもいいと思います。

顔や首を守る「フェイスカバー」

顔と首を隠して、日焼けから守ってくれる製品もあります。

僕はなるべく速く走ることも、サイクリングの目的です。

呼吸を遮られるような気がして、正直使ったことがありません。

ですが、日焼け対策の一点から見れば、日差しを直接肌に当てない、最も有効な方法だと思います。

なので、日焼け対策を徹底したい方へ、オススメさせていただきます。

アイウェアをかける

サイクリストがアイウェアをかける理由はいくつかあります。
風やゴミから目を守る、見た目をかっこよくしたいなどなど・・・。

なかでも、目に紫外線を当てさせないことも、大きな役割の1つです。

【目に紫外線を浴びると何が悪い?】

目から紫外線が入ることも、日焼けの一因になります。なぜなら、目に強い紫外線が入ると、脳が防御反応として、体内にメラニン色素を作るように命令をするからです。また、紫外線が角膜にもダメージを与えます。すると、痛みや充血、長期的には白内障を起こす原因になるのです。

皮膚を隠しきっても、目に紫外線が当たっていると、肌に当てたときと同じ反応をします。

せっかく身に着けるなら、UVカット機能が優れたものを選びましょう。

オークリー、100%、POC、カブトなどなど、、
有名なメーカーのアイウェアであれば、紫外線を100%カットしてくれます。

 

アイウェアを選ぶ際はデザインと、UVカット機能が備わっているか、確認する良いでしょう。

隠せない部分は日焼け止めを塗る

なるべく肌を隠し、日差しを浴びないことが重要です。

ですが、どうしても肌が露出する部分があると思います。(鼻から下・耳・指先など)

放っておくと、目の周りだけ白い逆パンダや指先だけ黒くなります。

肌が露出している部分だけ日焼けをすると、とてもかっこ悪いです。

見た目のためにも、日焼け止めを塗って対策をしましょう。

日焼け止めクリームの選び方

たくさんのメーカーが日焼け止めを販売しています。

なかでも、サイクリストのあなたが製品を選ぶときに、基準にしていただきたいことをご説明しましょう。

日焼け止めの表記の意味

日焼け止めのパッケージには「SPF」と「PA」「+」という表示があります。紫外線を防止する効果を表すものです。では、それぞれ何を意味しているのでしょうか?

SPFとは

「Sun Protection Factor」の略で、UVBに対する防止効果を示すものです。
SPFの数値は、日焼け止め化粧品を塗ったとき、塗っていないときに比べて何倍の紫外線を浴びると、翌日に肌がかすかに赤くなるかを示しています。SPFは2~50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほど防止力が高まります。

PAとは

「Protection Grade of UVA」の略。こちらはUVAに対する防止効果を示すものです。PAは「PA+」~「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高まります。

 

日焼け止めは妥協せず、強いの選ぼう

SPFとPAの数値はわかったけど、結局どれを選べば良いのでしょうか?

結論、ロードバイク用ならSPFもPAも数値が高いものを選びましょう。

なぜなら、サイクリング中はアスファルトからの照り返しもあって、紫外線があまりにも強いからです。

並の成分では、せっかく塗ったのに防止効果が追いつかない可能性があります。

また、SPFとPAの他に「ウォータープルーフ」の記載があると、より効果的です。水に強い日焼け止めなので、汗でも流れ落ちずに効果を発揮してくれます。

 

ズバリおすすめの製品

僕自身も使っていて、おすすめできるのがWAKO’Sの「ファイター」という日焼け止め。

中身はSPF50+、PA++++にスウェットプルーフ機能付きになっています。

長時間の競技で流す大量の汗と皮脂、そして日差しと熱にウォータープルーフという概念だけでは耐えられない。 SPF50+ やPA++++ 等の性能を発揮するには皮膚に紫外線防止成分が留まっていることが条件である。 汗で流れてしまえば効果が無くなり、塗り直しが必要。 しかし、それでは競技での使用には耐えられない。 アスリートの要求性能は“汗(スウェット)プルーフ”である。

WAKO’S アグレッシブデザインHPより引用

要するに、一般的な製品よりも汗で落ちづらく、スポーツ向けに作られた商品です。

8月の炎天下でビワイチが終わり、顔を水で流したときにも、まだ日焼け止めが残っている手応えがありました。顔は多少後日焼けていたものの、痛みや発赤が出ることはありませんでした。

荷物をなるべく減らしたいサイクリストには、一度塗ったら簡単には落ちない、「アグレッシブデザイン」をおすすめします。

クレンジングも使うべし

炎天下でのレジャーやマリンスポーツに適した日焼け止めは、落としたくても落とせないぐらいに、肌に残り続けます。

実際に「アグレッシブデザイン」は石鹸で洗った後も、少し身体に残った感じ。

このような強力な日焼け止めは、専用のクレンジングオイルが販売されています。

肌を守るために日焼け止めを使っても、その成分が原因で肌荒れを起こしては意味がありません。

ライド後にはしっかりと落として、アフターケアするまでが日焼け対策です。

肌が強くない人は塗り直しで対策

サイクリストは特に、強い日焼け止めクリームを使うべきだと述べてきました。

しかし、強いクリームは皮膚に対する影響も強くなります。

敏感肌で、強い日焼け止めでは肌が負けてしまう方は、SPF15~30の弱めのクリームを使いましょう。

ただし、皮膚にとどまる力が弱いので、汗で流れ落ちやすいです。1,2時間おきに塗り直して、なるべく日焼け止め成分が肌に載っている状態を維持すると良いと思います。

まとめ

日焼け対策は、肌を白く、美しく見せたい女性だけがするものではありません。

男性サイクリストにとっても、紫外線を無防備に浴び続けることはデメリットだらけでした。

日焼けをするデメリットは以下の通り。

  1. 「シミ・シワ」などの光老化に直結する
  2. サイクリングの疲労感が大きくなる
  3. 肌が痛くなり、疲れを残してしまう
  4. 皮膚ガンのリスクが上がる

 

そして、紫外線の具体的な対策方法は以下の通り。

  1. アームカバーやレッグカバーを使って肌を隠す
  2. 肌が出ているところは日焼け止めを塗る
  3. UVカット機能が備わったアイウェアをかける

特にサイクリストにオススメの日焼け止めは、アグレッシブデザインの「ファイター」です。

汗に強く、しっかりと塗れば1日塗り直しが不要なのが嬉しいところ。

石鹸でも簡単に落ちないので、専用のクレンジングオイルを使うことを推奨します。

 

春から秋の間はサイクリングが気持ちいいシーズンです。

同時に、1年の中で紫外線が強くなる時期にもなります。

健康的なスポーツのロードバイクを、更に健康的にするために、日焼け対策を取り入れていきましょう。

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この記事を書いた人

整形外科クリニックで働く、7年目の理学療法士です。日本の健康寿命を延ばせないかと模索するなか、趣味のロードバイクが一助になると思い立ち、情報発信のためにブログを開設。
ロードバイクと健康関連全般について発信していますので、ぜひ読んでいってください。

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